依頼経緯
「省エネ住宅」をキーワードに検索。弊社のホームページから資料請求を頂き、「これからの住宅は省エネが必須」という観点から事例にもある「松戸市幸谷の家」を内覧し、リノベーション工事でも多くの実績がある弊社へ依頼されました。取り組み
既存住宅に関しては‘省エネ’は基より、窓のバランスも悪かったので‘耐震’を考慮しつつ一部を除き、使いやすい間取りに変更、設備もガス併用から将来を考えオール電化に変更しています。増築部の仕組み
増築部は木造軸組(在来)工法を採用していますが、構造的な強度と長期使用に耐えうるエンジニアリングウッドで構成し、大きな地震にも耐えうる最新の金物工法で組み上げられています。また既存住宅(古い)と増築住宅(新しい)では建築時の耐震基準が異なるためにエキスパンションジョイント(EXPJ:構造を分ける)金物で繋ぎ、地震の際に異なる揺れでも互いの建物に影響を与えない構造で建築しました。写真でみるBEFORE & AFTER
既存住宅(母屋):耐震改修&省エネ改修をした部分BEFORE | ![]() 改築前のリビングダイニング リビングとダイニングが仕切られ段差もあり使い勝手が良く無い |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() 改築後のリビングダイニング 天然木フロアと無垢パインで統一し、空間を一体化する事で奥行きが出来る |
BEFORE | ![]() 改築前のキッチン リビングとダイニングが仕切られ段差もあり使い勝手が良く無い |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() 改築後のキッチン 1 天然木フロアと無垢パインで統一し、空間を一体化する事で奥行きが出来る |
|
AFTER | ![]() 改築後のキッチン 2 天然木フロアと無垢パインで統一し、空間を一体化する事で奥行きが出来る |
BEFORE | ![]() 改築前のエントランスホール 断熱性能の無いアルミ玄関戸が冬の寒さを呼び込み、また土間と廊下の段差がきつい玄関ホール |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() 改築後のエントランスホール 断熱性能の高い玄関ドアを採用し、段差をバリアフリー寸法に、また自然素材を多用したホール |
増築住宅(お子様世帯):新築同様の耐震性能と次世代基準の省エネ性能を有する
![]() ファミリールーム(増築部) 無垢素材がふんだんにあふれ、吹上の大きな勾配天井が空間の広さと安らぎを与えます |
![]() ロフト(増築部) 無垢の杉フロアとパイン材で構成され自然あふれる大空間のロフト(奥の棚は書棚) |
![]() マスターベッドルーム(増築部) 構造材表し天井がやすらぎと和の雰囲気を高めています。奥の白い機械は蓄熱暖房機です(冬の暖房は家中、これ1台) |
![]() ユーティリティ(増築部) 母屋との接続部分である機能性あふれるユーティリティルームミニキッチンや洗面・洗濯機を備えます/td> |
耐震と断熱
既存住宅である母屋は、耐震性能を高めるために間取りの変更に伴い窓の位置やバランスも配慮した設計として、既存の筋違いを生かし、耐震性能の高い外壁パネルを採用しています。 また省エネルギー性能を高めるために高性能グラスウールで断熱区画を明確にし、熱損出の高い窓では次世代サッシの遮熱高断熱ペアガラス樹脂サッシを採用。増築部は強度の高いエンジニアリングウッドを耐震性の高い金物工法で構成し、外張り断熱で省エネ性能は次世代省エネルギー基準を大幅にクリアしています。![]() 既存住宅の耐震性能 高強度パーティクルボードと熱伝導の少ない樹脂サッシ |
![]() 既存住宅の省エネ性能 床断熱 高性能グラスウール80mm |
![]() 既存住宅の省エネ性能 天井断熱:高性能グラスウール155mm 壁 断熱:高性能グラスウール105mm |
![]() 既存住宅の耐震性能 基礎断熱と土間断熱及び外壁断熱はアキレス外張りQ1ボード40mm |
![]() 既存住宅の省エネ性能 屋根断熱はアキレス屋根用Q1ボード50mm |
![]() 既存住宅の省エネ性能 屋根面W断熱 高性能グラスウール105mm |
茨城県阿見町の家 概要
既存住宅部(母屋)改築面積 |
---|
56.45㎡(17.07坪) |
増築面積 |
68.16㎡(20.61坪) |
今回工事面積 |
124.61㎡(37.68坪) |
工期 |
3か月 |
依頼経緯
中古住宅を購入して居住していたが既存部分の耐震不安と使い勝手に不満があり、インターネット検索に依り、弊社他数社に打診。提案と既存住宅がツーバイフォー工法という事もあり、‘耐震’‘省エネ’に併せツーバイフォー工法で実績のある弊社が依頼を受けました。取り組み
耐震の問題では無造作に増築された部分と既存接合部に難があり、使い勝手を解消すべく間取りの変更を提案。同時に窓開口位置を見直し、現在の耐震基準に適合させる。高強度パーティクルボードなどを面材として用い、改修後の耐震診断評点は精密診断で0.75<倒壊する可能性がある>から1.23<一応倒壊しない>に大幅に改善しました。BEFORE | ![]() |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() |
建物の傾斜
事前調査時点から床が傾斜している事が判明していましたが、解体後の再調査で地盤沈下が確認されました。お施主様と相談の結果「基礎補強地盤沈下修正工事」を追加し、地盤沈下している数カ所の基礎下部に‘アンダーピーニング工法(杭挿入)’にて基礎補強工事を行い、建物傾斜を改善しました。写真でみるBEFORE & AFTER
BEFORE | ![]() 工事前の玄関と外観 断熱性能が無いアルミ製玄関ドアとリシン吹き付けの外観 |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() 完成後のエントランスポーチ モダンな断熱玄関ドアと檜無垢板や檜柱で和を演出 |
BEFORE | ![]() 工事前のエントランスホール 一般的なガラスドアと階段下物入れ |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() 完成後のエントランスホール1 和のイメージを持つ格子柄無垢ドアと天然木フロア |
BEFORE | ![]() 工事前のアルミ玄関ドア 断熱性が無く、寒く暗い玄関ホール |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() 完成後のエントランスホール2 一面の壁だけトーンを変えて鈍い陽光を採り入れたホール |
BEFORE | ![]() リビングから台所と和室を望む 連続性が無く使い勝手が悪いリビングと台所 |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() リビングダイニング・キッチン 必要な耐力壁を飾り壁にして連続性を確保し陽光を入れる |
BEFORE | ![]() 工事前のキッチン 格好は良いがバックヤードが無い為使い勝手が悪く、ダイニングとリビングから孤立していた |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() キッチン・ダイニング リビングに対し対面とし、横にダイニングテーブルがきます。バックにはカップボードとパントリーを装備。右のカウンターはスタディーコーナー |
BEFORE | ![]() リビング入口から和室方向を望む ただ広いだけのリビングと孤立している和室和室は物置として使われていた |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() ホール正面の飾り壁&棚 飾り壁は‘なぐり’という波が打っているような模様があり、陰影のある素材 |
BEFORE | ![]() 工事前のリビング手前の下り壁から手前は違工法により増築されていて床の傾斜などが見られた |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() 完成後のリビングを望む 床の傾斜を改善し、キッチン・ダイニングとリビングを一体の空間として家族の動向を感じる事の出来る明るい空間になりました。 |
BEFORE | ![]() 工事前の洗面室 広さは十分だが暗い洗面室 |
|
---|---|---|
AFTER | ![]() 完成後の洗面室 入って右側にあった洗面を正面にし、壁上部と天窓から採光を確保。明るく衛生的な洗面室になりました。 |
新築・リフォーム共に弊社は「あなたの街のホームドクター」として、そして建築設計事務所として多岐に亘る知識と技術で、 安心と安全そして快適性を提供いたします。
まずは、ご相談ください。